あらすじ

「わたくし、縁談をお断りしたくて。その練習を」 田舎の子爵家の三女、エルフィーナは悩んでいた。 刺繍は鹿を刺せば犬に間違われ、朝は侍女が一時間かけて起こすほどのお寝坊さん。令嬢教育の評価だって、ギリギリの及第点。 そんな自分が、几帳面で厳格だという伯爵様の妻になれるはずがない。 顔合わせを控えた植物園の裏庭で、偶然出会った男性に、お断りの練習相手をお願いすることに。 ところが、欠点を打ち明けても、返ってくるのは優しい言葉ばかり。 刺繍で指を刺してしまうことさえ、「それは、頑張った証なのではないでしょうか」と言ってくださる。 ……あら? これでは、お断りする理由がなくなってしまうわ。 しかも、この方。本日お会いする予定の伯爵様ご本人でしたの!? うっかり令嬢と、噂とは違って優しい伯爵様。 お断りの練習から始まる、甘くてちぐはぐな恋のお話。

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小説を読もう2026/10/04
  • 現在の作品婚約を断る練習に付き合ってくださったのは、お相手の伯爵様でした