あらすじ

「わたしを救った機械は、六分前に母を殺していた」 二〇五六年。 AIは芸術を、人々の暮らしを、国の運営を変えた。 本人さえ知らなかった喜びが届き、人生最高の作品が何度でも更新される。未来は、夢のように素晴らしかった。 ただ、人類はまだ、戦争を手放していなかった。 国境の白橋自由港に取り残された、六百十三人。 敵の次の攻撃まで、四十二分。 救助の案は、すでにある。それでも、その案は採用されない。 現場へ向かうのは、人間最終承認官ミオ・セナ。 彼女を支えるのは、気の利いた執事AIと、祖国を守るために作られた戦闘機械、PAIC〈パイク〉。 そして、その機械の腕を拒む少女。 幸福な未来の一角で始まる、息詰まる救出劇。 機械の温かさが、読み終えたあとにも手に残ることを願って。 「カクヨムお題チャレンジ(KOC)2026秋」第1回、お題「機械」への参加作です。 〈オリジナル版〉と同じ物語を、一万字以内に再構成しました。本作だけで完結します。

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カクヨム
カクヨム2026/10/04
  • 現在の作品あたたかい槍〈KOC2026秋版〉