あらすじ
「グレイ・ヴィクトリア。貴女の仕業ね」
昼下がりの教室。午後一発目の授業を終えた矢先に、ギリギリで踏み止まる没落した貴族の令嬢グレイは、侯爵令嬢のスフィアから身に覚えのない言いがかりをつけられていた。
なんでも、婚約者でもあるセルリアン王太子殿下に貰ったペンダントが無くなったらしく、近頃セルリアン殿下と仲良くしているグレイを疑い泥棒の冤罪を掛けたらしい。
完全に知らぬ存ぜぬなグレイは必死に訴えたものの、まるで話を聞いて貰えない。孤立無援のピンチに陥るグレイの心は灰色に染まっていく。
そんな中、突然頭に聞こえてきたのはメイドの声。グレイを溺愛するアオを頼りに、なんとかスフィアの誤解を解くため反撃開始する。
灰色の瞳・灰色の精神。謎に絡まれる日々を送る没落貴族な令嬢の、ちょっとやるせないけれど、別に嫌でも無い日常の一コマ。