あらすじ
気心の知れた少年が殺された。
腹に刻まれた罪状と共に、時計台にぶら下がっていた。
プラチナ。
そこは国で三番めに大きな観光地。
貴族が住み、花で溢れ、白亜の建物が並ぶ。
夜は青く、流れ星が雨のように降り注ぐその街は、けれど裏の顔を持っていた。
貧困層やスラム。
一歩、路地へ入れば地獄が広がっている。
そんなプラチナを仕切る男は自らを王と名乗る、裏社会の人間だった。
王は貴族や貧困層から法外の税を取り立て、スラムで暮らす人間の命を日毎、摘む。
呪いのような才能を持った少女、ポンポネは、少年の仇をとるため王の屋敷へ侵入する。
しかしそこで出逢ったのは、ドレスを纏い、「俺が王の宝だ」と語る、世にも美しい青年だった。