あらすじ
探偵・雨宮零、二十九歳。
推理は鋭い。 観察力も抜群。 ただし、性格はちょっと面倒くさい。
そんな彼のもとに、一人の少女が依頼に訪れる。
「おじいちゃんは、誰かに殺されたんです」
亡くなったのは、古い喫茶店を営んでいた老人・西園寺誠。
現場に残されていたのは、
『約束は守った』
――たったそれだけの言葉だった。
犯人は誰なのか。 なぜ時計は、午後八時十七分で止まっていたのか。 そして、六十年前の「約束」とは何だったのか。
雨宮がたどり着いた真相は、 誰も予想しなかった、あまりにも切ないものだった。
これは、犯人を探す物語。
そして――
最後まで守られた、ひとつの約束の物語。