あらすじ
東京では、怪獣が出る。
怪獣災害で父を失った高校二年生・瀬尾凛は、九曜学院に通いながら、討伐隊で戦う先輩・雨宮美月に憧れていた。
「帰ってきたら、また練習、見てもらえますか」
その約束は、果たされなかった。
学院を襲った怪獣から凛たちを守り、美月は勝利した――はずだった。
倒した巨体が再び動き、彼女を取り込むまでは。
残されたのは、古びた大太刀〈彼岸渡〉。
凛がその柄を握ったとき、眠っていた刀が目を覚ます。
美月を連れ戻すため、凛は特異災害対策庁が統括する討伐隊へ。
しかし、怪獣を倒すことが、取り込まれた人を救うことになるとは限らない。
人を守るための刀を手に、彼女は何を斬るのか。
失われた約束を追う、現代怪獣討伐ファンタジー。