あらすじ

茹だった熱帯魚と、冷えたビール。私は水槽の中の釜茹で地獄を消費する。ある朝、サーモスタットの故障で「お湯」に変わってしまった水槽。水槽の中の対流に合わせて白々と回遊を続ける数十匹のグッピーとメダカを前に、男は悲しむでもなく、箸とポン酢、そして冷えた缶ビールを用意する。SNSを辞め、世間のノイズから離れた静寂の中で、淡々と行われる不条理な「テイスティング」。冷徹なリアリズムで人間の業をあぶり出す、静かな狂気に満ちたエッセイ風短編。カクヨムにも投稿。

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小説を読もう2026/10/04
  • 現在の作品熱帯魚:食す