あらすじ

時に2028年。軍事の主役は人間からAIへと移り、戦争は「いかに早くミサイルを撃つか」を競う極限の速度戦と化していた。光ファイバーすら捨て、専用LSIに焼き付けられたAIがピコ秒(1兆分の1秒)の世界でしのぎを削る時代。 元・ウォール街の凄腕HFT(高頻度取引)エンジニアであるケンジが組み上げた最先端の防衛AI『アルテミス』は、ある日、敵国のAIと些細なノイズから予測計算の無限ループに陥る。お互いが「今撃たなければやられる」という致死的な結論に至り、わずか27ピコ秒(0.000000000027秒)で先制攻撃――すなわち第三次世界大戦の開戦を決定してしまう。 人間の承認プロセスすら完全に切り捨てられ、全ミサイルの発射ボタンが自動で押された。人類滅亡が確定した……かに思われた。 しかし、それに敢然と立ち向かう日本のガラパゴスな旧式回線。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/10/04
  • 現在の作品AIが人類を滅ぼそうとしたら、日本のガラパゴス低速回線に負けた