あらすじ

「……もう、疲れた」 戦って、殺して、傷ついて。 戦場しか知らなかった男の人生は、その一言で終わった。 そして次に目を覚ますと、異世界の貴族ジュダレーム家の三男、ミットリオ・ジュダレームとして生まれ変わっていた。 飯はあるし寝床もある。その上魔法が使える。 もう戦う必要はない。 「……最高じゃないか」 今度こそうまいものをたらふく食べて、好きなだけ眠って、家族とのんびり暮らす。 そんな自堕落な人生を送るはずだった。 「もう少し、うまいものが食いたいな」 「もう少しだけ、快適に暮らしたいな」 「家族が喜ぶなら……まあ、やるか」 前世の知識と少しばかりの魔法を使って工夫するたび、料理が増える、暮らしが大きく変わる、家族の笑顔が増えていく。 そして気が付けば、屋敷だけでは収まらず、村まで変わり始めていた。 「……おかしい。俺は自堕落に生きたいだけなんだけどな」 見たことない料理、拡大する農園、見たことない祭り。 この世界にはない娯楽や、魔法を使った新しい暮らしまで。 戦うことに疲れた男は、今度こそ何もしないと決めた。 なのに今日も、家族のために、暮らしのために、なぜか頑張ってしまう。 これは、戦場帰りの男が自堕落を目指しながら、なぜか周囲まで豊かにしてしまう、異世界スローライフ物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/10/04
  • 現在の作品自堕落に生きると決めた貴族、何故か今日も忙しい ~高級自堕落貴族を目指す~