あらすじ
打ち切りになったBL小説の作者・俺は、気づけば自作の当て馬令息リュカに転生していた。
原作のリュカは主人公をいじめて断罪され、北の修道院へ送られて死ぬ。
しかも、その死に様を書いたのは、たった一行。
……雑すぎるだろ、過去の俺。
破滅を回避するため、作者の知識で立ち回るはずだった。
ところが、うっかり攻めのアルベルトに、設定資料にしか書いていない秘密を言い当ててしまう。
「お前、なぜそれを知っている」
書いたからです、とは言えない。
それ以来、完璧な優等生のはずのアルベルトが、なぜか俺から離れてくれない。
甘いものを隠れて食べる顔も、雨の日に剣を抜かない理由も、俺の名前を呼ぶ声も。
全部、俺が書いていないものばかりだ。
俺が作ったキャラに、俺が好かれていいのか。
そして、打ち切りで書けなかった幻の最終巻には、この人の死が書いてあった――。
一行で死ぬはずだった当て馬が、作者の手で人生を推敲する。
作者転生×執着溺愛攻めの、書き直しBL。
※ハッピーエンド確約です。