あらすじ
フィオナ・アルヴェインの婚約者セドリックは、幼い頃から彼女に意地悪をすることが好きだった。
子供の頃なら許せた悪戯も、成長するにつれて笑えないものへと変わっていく。人前で昔の失敗を笑い話にされ、別の令嬢と親しくする姿をわざと見せつけられても、セドリックにとっては昔から続く遊びの延長でしかなかった。
フィオナは何度も嫌だと伝えるものの、彼の態度が改まることはない。そして王宮の夜会で、セドリックはフィオナと最初の一曲を踊る約束を破り、彼女の目の前で別の令嬢をダンスへ誘ってしまう。
そこでフィオナは、長年続いた婚約に終止符を打つことを決意する。一方のセドリックは、婚約を解消されてもなお、いつもの喧嘩と同じように最後には仲直りできると思い込んでいた。