あらすじ
王都で結界技師として働いていたリゼットは、三年前の災害をきっかけに職を辞め、辺境の町ルシェラでひっそりと暮らしていた。
年下の雑貨屋店主ユアンや町の人たちに支えられ、小さな魔道具を直すうちに、リゼットは少しずつ「作ること」の楽しさを取り戻していく。
そんな彼女の前に現れたのは、学院時代の同期でありライバルだった結界技師アーヴィン。
そして町に残る青い花、銀の葉、聖女の伝承――。
何気ない暮らしの中で見つけたものは、やがて六百年前の技術と、王国を守る新たな結界へとつながっていく。
傷ついた元結界技師が、もう一度仕事を好きになり、二人との関係に揺れながら、自分の未来を選び直していく物語。