あらすじ

仕送りのため、目立たず、貴人に口をきかない。尚服局の下級女官・沈翠玲は、三年そうやって勤めてきた。 臨月の貴妃の衣を直したその夜、貴妃が倒れ、後宮の門が閉ざされる。七日のうちに罪人を定める――侍女は死罪、賢妃は冷宮送り。 翠玲が袖に隠していたのは、縮んだ襟から抜いた糸一本。それを見て「理由は?」と訊いたのは、変わり者と噂の若い太医・陸景雲だった。 身分ではなく中身で聞いてくれる人の隣で、翠玲は自分の言葉を取り戻していく。七日間の事件と、その先の恋。

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エブリスタ2026/10/03
  • 現在の作品『後宮の善意は毒に似ている』