あらすじ
平凡なOLのエツ子は、見知らぬ森で行き倒れていたところを辺境伯のアルベルトに助けられる。
目覚めたのは中世ファンタジー世界。しかも人形のような美少女の姿になっていた。
混乱するエツ子をよそに、アルベルトは森への不法侵入を理由にエツ子を罪人だと決めつける。
だが彼は、罪の赦免と引き換えに、とある取引を持ちかけてきた。
「私の婚約者になってほしい。もちろんただの偽装だ」
エツ子は保身のために二つ返事でそれを了承。
「エメル」というこの世界での新しい名前をもらい、婚約者を演じることになる。
アルベルトには時間を惜しむ理由の他に、エメルについても何か隠し事があるようで――
合理主義のコミュ障辺境伯と八方美人で器用貧乏な元OLの、偽りの関係から始まる、恋を知らない二人がそれぞれの愛し方を見つける物語。