あらすじ
『持つべき者は持たざる者のために』
人々から寄せられる依頼を受け、魔物の討伐から迷宮の探索、果ては逃げ出したペットの捜索まで。
力を持たない人々に代わって様々な問題を解決する者たち――ヴァンガード。
アラン・ノインもまた、そんなヴァンガードの一人だった。
階級は雲位。
魔法を使うことのできない剣士。
人から頼まれれば些細な依頼も引き受け、各地を渡り歩く彼には、ヴァンガードとしての仕事とは別に続けていることがある。
世界各地に存在する魔剣や聖剣。
人の手には余るほどの力を宿した剣を集め、自らが持つ一冊の魔導書へと封じること。
そんなある日、一人の天位ヴァンガードが何者かに殺害された。
天位――数多のヴァンガードの頂点に立つ、わずか六人の強者たち。
誰が、どうやって天位を殺したのか。
やがてアランもその事件へと関わり、死した天位の影に潜む一振りの魔剣へと辿り着いていく。
これは、ヴァンガードとして人々の依頼をこなしながら、世界に散らばる剣を集める一人の男の物語。