あらすじ

© TIME REUNION スピンオフ — 最初のクルミ:AIリプリス誕生秘話 —

【作品紹介】
本編『TIME REUNION』へと繋がる、切なくも温かい前日譚(エピソードゼロ)。
なぜ人類初のタイムマシンは「リス」の姿で、そのエネルギーは「クルミ」なのか?
117歳の総司令・時川歩香の胸に秘められた、100年前の「失われたペット」の思い出と「天才少年との約束」が明かされる、至高のSFショートストーリー。

--------------------------------------------------

【あらすじ】
時は2130年。地球滅亡の危機を前に、歴史管理機関の総司令・時川歩香(117歳)の手によって、人類初のAI搭載型タイムマシンが誕生する。

起動したシステムが自らをスキャンして驚いたのは、その姿が未来的な機械ではなく、100年以上前の地球に生息していた小動物「リス」そのものだったこと。
さらに、時間跳躍を司る高エネルギーエンジンの燃料として指定されたのは、植物の木の実である「クルミ」だった。

「なぜ、このような姿なのですか?」
無機質なAIの問いかけに、車椅子の小さなおばあちゃんは遠い目を細め、100年前の少女時代を語り始める。

それは、彼女が15歳の頃に寿命で亡くしてしまった、家族同然の愛するリスのペットの思い出。そして、大泣きする彼女の涙を拭いながら、当時11歳だった天才少年・天野晴人君が交わしてくれた、ある「約束」の記憶だった。

「無制限に時間をやり直せたら、人は『今』の重みを忘れてしまう。だから、クルミを齧る仕様にしたのよ」

クルミの残量=やり直せるチャンスの数。
一風変わったエネルギー制限に込められた、創造主の深い祈りと、後に相棒となる青年・時川港との出会い。すべての旅が始まる少し前を描いた、心揺さぶるスピンオフ。

--------------------------------------------------

【注目ポイント!】
■ リプリスの誕生の秘密
本編のマスコットであり重要な鍵を握る「リプリス」の視点で描かれる物語。AIでありながら、歩香の想いに触れて「データ領域が温かくなる」という人間らしい変化の兆しが描かれます。

■ 100年前の約束が未来のガジェットに
15歳の歩香が経験したペットとの悲しい別れ、そして11歳の晴人君が放ったピュアな一言が、100年後の最先端タイムマシンとして結実するロマンあふれる設定。

■ 本編とのリンク
スピンオフを読めば、本編での「クルミの数=チャンスの数」というルールが、いかに優しく、そして重要な意味を持っていたのかがより深く理解できます。港との出会いの瞬間にも注目です。

(スピンオフ 本編へつづく)

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2026/10/03
  • 現在の作品TIME REUNION スピンオフ — 最初のクルミ:AIリプリス誕生秘話 —