あらすじ
世界各地に、突如として「ダンジョン」が出現した。
そこにはゴブリンや魔狼といった魔物が棲み、倒せば経験値や魔石を得られる。
やがてダンジョンを攻略する「探索者」は、憧れの職業の一つとなっていった。
しかし、天城司はそんな探索者とは無縁の、どこにでもいる普通の高校生だった。
――あの日までは。
ある日の帰宅途中、突然地面が崩れ、司はそのまま地下へと落下してしまう。
目を覚ました場所は、未知のダンジョン。
周囲には魔物。
手元に武器はなく、助けを呼ぶこともできない。
「……死にたくない」
生きて帰るため、司は拾った石を武器にして必死に魔物へ立ち向かう。
そして、初めて魔物を倒した瞬間――。
《スキル《成長限界突破》を獲得しました》
司の運命は、大きく変わった。
レベルの上限。
能力値の限界。
スキルの習得限界。
本来なら誰にでも存在する「成長の壁」を、司だけは突破することができる。
最初は生き残るためだけだった戦い。
しかし、魔物を倒すたびに強くなり、新たなスキルを手に入れ、限界を超えていく司。
やがて彼は気づく。
「……俺、まだ強くなれるのか?」
これは、普通の高校生だった少年が、誰にも知られない未知のダンジョンで成長を続け――やがて世界の常識すら覆す存在へと至る物語。
成長に限界がない。
その力を手にしたのは、世界でただ一人――天城司だった。