あらすじ
初恋なんて、一人だと思っていた。
幼稚園で結婚の約束をした男。
中学で告白したまま返事をくれなかった先輩。
高校から長く付き合った今の彼氏。
そして、忘れていたはずの昔の恋まで次々と現れて――。
「俺が先だ!」
「まだ返事してないから継続中だ!」
「いや、俺が今の彼氏なんだけど」
なぜか始まる、初恋争奪戦。
でも私は、もう恋より家庭がほしい。
そう思っていたはずなのに。
やがて私は、誰かの“恋人”ではなく、誰かの“家庭”そのものを欲しがり始める。
笑って、揉めて、掘り返して。
これは、たくさんの初恋と、ひとつの帰る場所をめぐる物語。
『ホームスチール?』
――初恋って、一人じゃないとダメですか?