あらすじ
俺は、いい香りのパンツに首を絞められて死んだ。
俺の名前は田中宏。四十二歳。妻に捨てられ、息子に見下され、会社をクビになった。
人生はコントだった——首に赤いレースのパンツを巻き、土下座の格好で死ぬまでは。
そして——俺は目を覚ました。
木の天井。苔の匂い。俺のものじゃない体。
俺は、五年間昏睡状態だった十五歳の天才、アルベールの体で目覚めた。何も覚えていない。
貴族の家族。異世界。魔法。竜。エルフ。
でも——他人のために生き、辱められて死んだ俺は、誓った:
「今度こそ、自分のために生きる。」
たとえ、普通のパンツを穿くことになっても。