あらすじ
王太子妃として国民の規範となるため、剣も魔法も学問も、誰より努力して身につけてきた公爵令嬢エレオノール。
しかし秋の祝宴の夜、婚約者である王太子アルフォンスから突然婚約を破棄されてしまう。
「エレオノール、エレオノール……どいつもこいつも、お前の話ばかりだ!」
優秀すぎる彼女と比較され続けてきたアルフォンスは、ついにはこう言い放った。
「そんなに自分の力を誇示したいのなら、辺境にでも行けばいい!」
ならば、行きましょう。
自分を必要としない場所に留まる理由などない。
そうして北の辺境へ向かったエレオノールが出会ったのは、野蛮で豪胆と噂される辺境伯レオンハルトだった。
炎を剣に纏わせ魔獣を斬るエレオノールを見た彼が告げたのは、たった一言。
「強いな」
剣も、魔法も、積み重ねてきた知識も。
王都では疎まれた彼女のすべてが、この地では必要とされていた。
婚約破棄から始まる、強い公爵令嬢ともっと強い辺境伯の異世界恋愛。