あらすじ
澄川美羽。俺の恋人は、ときどき何の前触れもなく姿を消す。
彼女は、どうしようもないほど人を好きになりやすい——極度の寝取られ体質だった。
誰かに「好きだ」と告白されると、思考が飛んで断れない。
そして別の男と身体を重ね、疲れ切った顔で、最後には俺のもとへ帰ってくる。
嫉妬もする。怒りだって湧く。
それでも俺は、帰ってきた彼女を責めずに抱きしめる。
俺という「帰る場所」まで失ってしまえば、彼女はきっと、自分自身を見失ってしまうから。
他の男との記憶を、俺で「上書き」するために——。
これは、歪んだ愛なのかもしれない。
俺たちは互いを手放せないまま生きていく。
心が折れそうになりながらも彼女を愛し続ける俺と、何度でも俺のもとへ帰ってくる彼女。
そんな俺たちの関係の先に、本当の幸せはあるのだろうか——。
※本作品はフィクションです。
作中に登場する人物・団体・学校・企業などは、実在するものとは一切関係ありません。
また、作中で描かれる心理状態や症状、出来事などには、物語上の創作・演出が含まれます。