あらすじ

私には何も無かった。 あるのは、ピカピカのボディとシリアル番号だけ。 家庭用ロボットとして工場で作られた私は、ある日「浦 和美」という人間の家へ出荷されることになった。 人間の指示に従い、家事をする。 それが私の役割であり、それ以上でもそれ以下でもない。 ――はずだった。 名前をもらった。 家族ができた。 大切な人が増えていった。 人間とロボットが一緒に暮らせば、今までの仕組みでは困ることも出てくる。 だったら、困らない仕組みにすればいい。 そんな小さな出来事の積み重ねは、やがて家の外へ、社会へ、そしてずっと遠い未来へとつながっていく。 これは、シリアル番号しか持たなかった一体の家庭用ロボットが見てきた、人間とロボットと、その家族たちの物語。 すべては、ある家に届いた一つの箱から始まった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/10/03
  • 現在の作品おかえり