あらすじ

東京。 世界でも有数の食文化を誇るこの街には、人間に紛れて暮らす異形の存在がいた。 その名は――喰肉(デーブ)。 彼らは体内に存在する特殊な「KFC細胞」によって、驚異的な身体能力と再生能力を持つ。 しかし、その代償として彼らは常に飢えている。 食べても。 食べても。 食べても。 決して満たされることはない。 第20区で暮らす、ごく普通の青年・金森硏。 彼の楽しみは、大盛り定食屋「あんていく」で飯を食い、愛読誌『月刊もぐもぐ』に連載されるグルメ作家・飛虎摩呂の文章を読むこと。 そんなある日。 硏は大学でも有名な美女、喰代梨世と出会う。 読書家で、物静かで、そして――よく食べる。 偶然にも飛虎摩呂のファンだった二人は意気投合し、やがて一緒に食事へ行くことになる。 行き先は、第20区に新しくオープンした話題の店。 フライドチキン食べ放題。 制限時間、九十分。 これは、一人の青年と一人の女性。 そして、底なしの食欲を巡る物語。 ――人は、食物連鎖の頂点ではない。

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小説を読もう2026/10/03
  • 現在の作品東京喰肉ートウキョウデーブー