あらすじ

「星降りの儀を導くのは、真に星に愛された聖女リーリャだ。君のやっていた裏方仕事など――計測と杭打ちだろう? 誰にでもできる」 夏至前夜の大広間。王太子アルヴィスに婚約を破棄された伯爵令嬢セレスティア・ミラルダは、泥だらけの長靴のまま完璧な礼をして、こう答えました。 「かしこまりました、殿下。――では、引き継ぎをさせていただきます」 前世は日本の建設会社で現場監督兼積算担当。工期遅延の尻拭いで過労死した元社畜の彼女にとって、理不尽な宣告は日常茶飯事。泣くのは引き継ぎを終えてから、が現場のルールです。 十二年分の観測記録。湖畔に打たれた七十二本の導星杭。年ごとに北へ流れる落下軌道と、平均二十三分ずれる落下開始時刻。「祈れば星は降る」と微笑む聖女に、彼女は静かに図面を広げます。 ――星は、祈りでは降りません。ちゃんと、迎えに行くものですの。 引き継ぎ資料を突きつけて辞任した令嬢と、彼女の数字だけを信じた無骨な将軍。夏至の湖で、誰が本当に星を降らせていたのかが明らかになる、痛快お仕事系ざまぁ物語。

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小説を読もう2026/10/03
  • 現在の作品「星降りの儀の裏方など、誰にでもできる」と婚約破棄されましたが、夏至の湖に星屑を降らせていたのは十二年間わたくしでしたので、どうぞそのままお続けくださいませ ~元社畜令嬢の導星官辞任届~