あらすじ
かつて、この世界では幾度もの大きな戦いがあった。
しかし、それらは遥か昔のこと。
今を生きる人々にとっては、もはや遠い歴史にすぎない。
アレクサンドリア王国の辺境で生まれ育った青年、クラウス・ストライス。
領主の長男として何不自由なく暮らしていた彼だったが、ある日、自らの属性を調べる儀式で告げられたのは――「属性なし」という結果だった。
それを境に、クラウスの人生は一変する。
すべてを失い、故郷を追われた彼が辿り着いたのは、魔物が跋扈する危険な「魔の森」。
そこで一人の謎めいた老人と出会い、クラウスは八年にも及ぶ修行の日々を送ることになる。
そして二十二歳となった日。
長い修行を終えたクラウスは、まだ見ぬ世界へと足を踏み出す。
自分自身が、遥か昔に失われた歴史と深く繋がっていることなど――まだ何も知らないまま。
これは、一人の青年が仲間たちと出会い、やがて世界に隠された真実へと辿り着く物語。