あらすじ

警察官になる夢を諦めた僕、榊透は、大学時代の先輩に頼まれて、とある女性の手伝いをすることになった。 彼女の名前は、白石真琴。 探偵事務所を営んでいる――わけではない。 彼女はただ、人の話を聞く仕事をしている。 事故やトラブルの当事者、会社員、家族、時には犯罪の容疑をかけられた人間。 彼女がするのは、話を聞くことだけ。 そして最後に、必ずこう言う。 「すみません。その話、ひとつだけおかしいです」 真琴には、人の嘘を見抜く超能力なんてない。 表情から心理を読むこともしない。 ただ、誰かが何気なく口にした言葉と、現実に起きた出来事を、一つずつ並べ直す。 その結果、本人ですら気づかなかった「記憶のズレ」が浮かび上がる。 これは、特別な力を持たない女と、何者でもない僕が、誰にも気づかれていない嘘を拾っていく物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/10/03
  • 現在の作品その証言、ひとつだけおかしいです ――記憶を疑う女探偵と、何も知らない僕の事件簿――