あらすじ
■あらすじ
戦乱の時代。
不吉とされた双子の弟は、生まれて間もなく山へ捨てられた。
だがその子は赤鬼・熊王に拾われ、「鬼吉」と名付けられ、鬼として育つ。
十年後、人里へ迷い込んだ鬼吉は、自分と瓜二つの少年と出会う。
それは、捨てられた弟と残された兄の再会だった。
しかし村人たちは鬼吉を恐れ、「人食い」と決めつける。
同じ頃、戦乱から生まれた怪物が村を襲い始めていた。
人と鬼、兄と弟、育ての親と実の親。
引き裂かれた絆の中で、鬼吉が最後に選ぶ家族とは――。
■登場人物
・鬼吉 (おにきち)…主人公。鬼の少年。
・熊王 (くまおう)…鬼吉の父。赤鬼。
・哭牛 (こくぎゅう) …青鬼。熊王の好敵手。
・勇吉 (いさよし)…村の少年。鬼吉と瓜二つ。
・澪 (みお)…村の少女。勇吉の幼馴染。
・尽介 (じんすけ)…旅の侍。厳格な男。
・人食い (ひとくい)…戦乱が生んだ怪物。