あらすじ
「悪いがマルク。お前との契約は、今月末までにしたいんだ」スキルツリーが人の一生を決める世界。その枝を視通し、進むべき道を助言する技能鑑定士《スキルリーダー》であるマルクは、Lv.3までしか診られないという理由と、教会の息がかかっているという理由で、雇い主のクランから契約を切られた。だが、彼の正体は前世でこの世界をゲームで知り尽くした転生者。他人の魂の深淵へ潜り、眠った潜在能力を暴き、経験値を注ぎ込んで開花させる――規格外の育成チート【技能深淵化士《スキルダイバー》】だった。巡礼先で出会ったのは、才能がないと泣きじゃくる少女。規格外の体躯ゆえに落ちこぼれ扱いされた女戦士。無表情な教会の暗殺者。三人の潜在能力は、いずれも国家戦力級。ただし――弟子を強くするたび、彼女たちの食欲も跳ね上がり、財布は音を立てて空になっていく。これは、前線に一度も立たない男が、規格外の原石たちを最強に仕立て上げる物語。 前世で誰も辿り着けなかった【主脈Lv.9】へ、もう一度手を伸ばす物語。