あらすじ
西暦2189年。
人類は、脳に投与されたナノマシン《ブレインコネクト》によって、端末を必要としない新たな時代に突入していた。
視界には情報が映し出され、思考だけでネットワークへ接続できる世界。
だが、その恩恵と引き換えに、人間は脳の性能を示す《LEVEL》によって1から5までに分類されるようになった。
高いLEVELを持つ者は優遇され、低いLEVELを持つ者は見下される。
そして、最低ランク――LEVEL1は、社会から不要な存在として扱われていた。
主人公、天城カイ。
彼もまた、LEVEL1として生きる青年だった。
周囲から落ちこぼれと蔑まれながらも、幼い頃から共に育った西条レンに支えられ、カイは何とか日々を生きていた。
しかし、そんな日常は突然終わりを告げる。
政府によって開始された国家計画
――《LEVEL1掃討作戦》
LEVEL1の人間を、この世界から排除するための虐殺が始まったのだ。
武装兵に包囲され、死を覚悟した、その瞬間。
カイの中で、この世界の常識を根底から覆す力が目覚める。
――《CODE:ZERO》
あらゆるシステムを“無効化”する、存在するはずのない異能。
その力を手にしたことで、カイは政府に追われ、反政府組織《Genesis》と出会い、やがてこの世界に隠された真実へと近づいていく。
なぜLEVEL1は殺されなければならないのか。
《セントラル》とは何なのか。
そして――
自分たちが暮らしているこの世界に隠された謎とは。
これは、世界から不要とされた一人の青年が、偽りの楽園を壊し、人間の価値を決める世界そのものに抗う物語。