あらすじ
ペリー来航の前年(1852年)に総社市で誕生し、激動の昭和金融恐慌の年(1927年)に名古屋市で他界した日本画家の矢吹璋雲は、令和八年に百回忌を迎えます。
それにあたり「矢吹璋雲没後百年展」を生まれた地である総社市と、定住地であった名古屋市で開催します。璋雲は元は雲岳という画号で、総社市在住の四条派の絵師、三好雲仙によって与えられました。雲仙が東海道画行脚に出たのを機に、同じ四条派の奥村石蘭の指導を仰ぐため名古屋市にやってきました。
ところが修行半ばに石蘭が他界してしまいます。同年、雲仙も亡くなります。
二人の師匠の死を乗り越えて、次に向かうのは東京で、円山派の絵師、川端玉章の門をたたきます。