あらすじ
2023年のバレンタインデーの前日、雪国に住む兼業主婦の優架は、娘が用意したチョコの小箱を見て、自分が14歳だったころそばにいた同級生、華のことを思い出す。二十年前、中学二年生だった優架は当時華の付き添いで、華の意中の相手である村瀬に、チョコを渡す手助けをした。そのときに村瀬に言われた「君はお姫様の侍女なの?」というからかいに、複雑な思いを抱く。舞台となる本庄中学校で、バスケ部員の里見との距離を優架は戸惑いながらも詰めていく。また華だけでなく、優しい美月ちゃんとも友人になるなかで、優架はあることに気付いていく――。