あらすじ
まさに青天の霹靂だった。
アメリカ、ウォール街。
世界経済の中心、金の流れは2050年まで、ここを心臓として巡っていた。
2051年、初夏のこと、120年前の大恐慌が再び目を冷ました。
人々は困惑した。この頃から連日、ニュースでも大暴落のことばかりを報道していた。
それは事を荒立てるだけで、人類は単に持論を提示することしか対応できなかった。
そのせいか、人々の緊張は最高潮にまで達し、世界各地でデモが多発。
当時、優に100億を突破していた人口は20億人程度減少し、世界の恐慌に対し人類は抗うことを止め、新たな世界の建設を漠然と、そして抽象的な感情のなかで期待していた。
そして、あの日がきた。
空は青く、少し冷たい風がウォール街を突き抜けていた。
人々は空を見上げてばかりだった。
そこへ、黒い点が見えるではないか。
その黒い点はみるみる大きくなっていく。
そして次の瞬間、まばゆく熱い光とともに、ニューヨークはまるごとどす黒いキノコ雲に閉ざされた。
世界はその日から、大きく変わった。
その後の世界、ANOTHER WORLD
まさにあの日は青天の霹靂だった。
...9.28