あらすじ

「……汚いですよ?」 「私が掃除しますよ」 七瀬円、二十八歳。特別養護老人ホームの介護士。 他人の親の身体には毎日触れているのに、 父の靴には、手が伸びなかった。 雪村享、二十八歳。遺品整理と特殊清掃。 細身で、前髪が目にかかっていて、両耳に細い銀のリング。 腕と背中に、何の形にもなっていない模様がある。 父が孤独死した。 遺品整理を頼んだ三社目。この男だけが、お悔やみを言わなかった。 「あ、先に言っとくけど、多分あんた部屋ん中入れないタイプだよ」 ――入れなかった。 部屋を見ただけで、男は父がどんな人間だったかを全部当てた。 初対面の業者のほうが、娘より父を知っていた。 触れない女が、触られて、やがて触りに行く。 その手の下にあるのが、人を殺した男の背中だったとしても。 ※孤独死・遺品整理の描写があります ※ヒーローには前科があります ※同い年/訳あり/死生観/執着/避妊なし・中出しあり ※性描写に至るまで長めです。ハッピーエンドです

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エブリスタ2026/10/02
  • 現在の作品親愛なる貴方と、火星で浮遊