あらすじ
魔女ミレアには、ひとつだけ守らなければならない掟があった。
――恋をしてはいけない。
誰かを愛した瞬間、魔女はその力を失う。
それは昔から変わることのない、魔女に課せられた宿命だった。
だからミレアは、人と深く関わることを避けて生きてきた。
誰かを好きにならなければいい。
心を許さなければ、魔法を失うこともない。
そんな彼女の前に現れたのが、穏やかな青年エリオットだった。
特別なことをするわけでもない。
無理に距離を縮めようともせず、ただ自然にミレアのそばにいる彼。
その優しさに触れるたび、ミレアの心は少しずつ揺れていく。
魔法を守るのか。
それとも、ひとりの人を想う気持ちを選ぶのか。
これは、恋をしてはいけない魔女が、
魔法を失うまでの物語。