あらすじ
「地味だから」と、自分に言い聞かせて生きてきた。
錬金術研究所で、有能だけれど目立たない助手として働くクラウディア。
上司であるラモーンに想いを寄せていたが、
「君とはうまくいかないって、母が言うんだ……」
その無神経な一言に傷つき、彼のもとを離れることを決意する。
新しい配属先で待っていたのは、
穏やかで端正な錬金術師アラン。
そつなく人当たりがよく、誰にでも優しい彼だったが、
不器用なクラウディアに向けられるまなざしは、
少しずつ「特別」に変わっていく。
一方、彼女を失って初めて、
ラモーンは自分の想いと、犯した過ちに気づき始める。
苛立ち、後悔し、それでも素直になれない——。
地味なはずの助手をめぐる、
不器用な大人たちのすれ違いラブストーリー。
ヴィクトリア朝を思わせる西洋の街並みと、
錬金術・蒸留・ガラス器具が並ぶ研究所を舞台に、
静かに、でも確かに動き出す三人の関係を描く。
第1巻には、本編第1〜6話に加え、
キャラクター紹介・世界観解説を収録。
あなたは、地味な助手に恋をする二人の、
どちらを応援したくなりますか?