あらすじ

慶応三年四月、瀬戸内の夜の海。 坂本龍馬ら海援隊を乗せた蒸気船「いろは丸」は、紀州藩の軍艦「明光丸」と衝突し、沈んだ。 相手は徳川御三家。隊士たちは刀に手をやった。 だが龍馬が差し出したのは、一冊の航海日誌だった。 鞆の浦から長崎へ。万国公法を盾にした談判の末、紀州は八万三千両余の賠償を呑む。 その陰で、船倉にいた機関方・杢兵衛だけが、ある問いを抱えていた。 ――この荷は、本当に全部、いろは丸に積んであったのか。 刀を抜かずに御三家と渡り合った男たちと、知っていることしか口にしなかった一人の男の物語。 ※本作は史実を題材にしたフィクションです。一部の人物・会話・行動には創作を含みます。

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カクヨム
カクヨム2026/10/02
  • 現在の作品Company―刀を抜かなかった男たち―