あらすじ
十歳になると、誰もが特別な力――『ギフト』を授かる世界。
勇者のように皆を守れる力が欲しい。
傷ついた人を癒やせる力が欲しい。
そんな願いを胸に、ギフトの授与を迎えた少女メア。
しかし、彼女に授けられた力は、本人にも制御できない恐ろしいものだった。
力が溢れるたび、爆発する。
そのたびに、人が傷つき、命が失われていく。
そして最初の爆発で、メアは大切な家族まで失ってしまった。
「私……もう生きていけないの?」
絶望するメアの前に現れた聖教会の者たちは、彼女に二つの選択を突きつける。
――我々の指示に従って生きるか。
――それとも、死ぬか。
「従います! だから殺さないで!」
生きるために、少女は自分の自由を差し出した。
これは、最悪のギフトを授かった少女が、それでも明日を迎えるために歩き始める物語。