あらすじ
異世界へ来て三か月。
雨宮ミナは、深夜の魔導放送局で働いている。
病欠したパーソナリティの代わりに任されたのは、午前一時から始まるラジオ番組。
それも一夜だけのはずだった。
原稿が尽きた放送で、ミナは思わず本音をこぼす。
「あと一分だけ、一緒に起きていませんか」
やがて番組に、「夜渡り鳥」と名乗る誰かから一枚の便りが届く。
皿を三枚割った失敗談、故郷を思い出す言葉、眠れない夜の話。
顔も住む町も知らない相手へ返事を重ねるうち、ミナは自分の声で話すことを選んでいく。
A面5話+B面5話。
B面と対になる『深夜一時、魔法のラジオへ。』では、便りを書く少年の同じ五晩を描きます。
どちらからでも単独で読めます。