あらすじ

隣国の侵攻によって、城も、森も、人々さえも――次々と「お菓子」に変えられていく王国。 十歳の第一王子レオンと、八歳の弟ノアは、父と母を城に残したまま、命からがら森へ逃げ延びる。 二人がそこで出会ったのは、妖精なのに空を飛べない少女ミエル。 さらに旅の途中で、口が悪く、お金にうるさく、どう見ても聖女らしくない聖女セラまで仲間になってしまう。 子どもの王子が二人。 飛べない妖精が一人。 そして、聖女らしくない聖女が一人。 剣の達人もいない。 大魔法使いもいない。 世界を救えるような英雄なんて、一人もいない。 それでも四人は、お菓子に変えられた王国を取り戻すため、隣国ドルチェリアを目指す。 やがて彼らは気づいていく。 「できないこと」は、必ずしも「役に立たないこと」ではないのだと。 これは、誰からも英雄になれるとは思われなかった四人の、小さな冒険の物語。

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小説を読もう2026/10/03
  • 現在の作品翼のない妖精と、ふたりの小さな王子