あらすじ
かつて、人類は地球の支配者だった。
しかし現在、人間は巨大な「新人類」の家の壁に隠れ、食料を盗みながら生き延びている。
新人類は、かつての人間を「旧人」と呼ぶ。
彼らにとって旧人は敵ですらない。家に現れれば駆除する、ただの害虫だった。
キッチンの壁の中で仲間たちと暮らしていた青年・遥人。
ある日、食料を取りに出た仲間が新人類の少女に発見されたことで、七年間隠されてきた彼らの住処まで見つかってしまう。
住処を追われた遥人たちは、旧人類だけが暮らしているという地下の「旧駅」を目指す。
人類が、世界の支配者ではなくなった世界。
これは「害虫」と呼ばれるようになった人間たちの物語。