あらすじ
「結論から申し上げます。生還は可能です」
未曽有の災厄に巻き込まれた『旅』の司祭アレクは、五人の学生と共に、最難関ダンジョンの奥深くへと飛ばされてしまう。
救助は望めず、戦力に数えられるのは自分のみ。
絶望的な状況の中、アレクは学生達を鍛え、自力でダンジョンから脱出する計画を打ち出す。
果たしてアレクは、大人が苦手な王子、聖職者を憎む伯爵令息、人間不信の侯爵令嬢、男を嫌悪する少女、貴族嫌いの青年を育て上げ、無事に地上へと戻れるのか。
(俺は知っていた。この結末を)
――これは、精一杯生きようとする、生きるのが下手な男の物語。