あらすじ
2027年4月7日、午前3時14分。
三次請けSIerで働く相沢湊(30)は、AIの自動改修が引き起こした大規模障害の対応中、深夜のサーバールームで意識を失った。
目を覚ますと、そこは2017年4月7日。
IT専門学校2年生、20歳の春だった。
検診を受けないまま病に倒れた母。
すれ違ったまま別れた幼馴染・結衣。
仮想通貨に人生を狂わされた親友・颯太。
全部、やり直せる。
だって俺は、これから10年で何が起きるかを"知っている"。
ビットコインは12月に233万円。
2020年には世界が止まり、2022年の冬にはAIが現れる。
未来知識で元手を作り、仲間と会社を立ち上げ、大切な人を守る――はずだった。
だが、この世界には、俺と同じように"未来を知る誰か"がいた。
そして近づいてくる、2027年4月7日。
あの夜、本当は何が起きたのか。
10年分の後悔を、10年かけてロールバックする。
元SEの人生やり直し×未来知識の成り上がり譚。