あらすじ

俺は、約束を守れない。 比喩ではない。 約束したことを実行しようとすると、蕁麻疹、動悸、吐き気、腹痛――身体がそれを拒絶する。 だが、破るつもりなら何の問題もない。 だから俺は約束する。 人を安心させるために。 信用させるために。 自分の利益のために。 同僚の木村から、転職を考えていると打ち明けられた夜もそうだった。 「誰にも言いません。約束しますよ」 もちろん、守るつもりはなかった。 そして実際、約束は破った。 問題はそのあとだった。 事情が変わったのだ。 絶対に破るつもりだった約束を、 どうしても守らなければならなくなった。

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カクヨム
カクヨム2026/10/02
  • 現在の作品約束は破らなければならない