あらすじ
周囲の言葉に流され、自分の意見を持てずに生きてきた少女・天野雫。
誰かが正しいと言えば、それを正しいと思う。
誰かが間違っていると言えば、それを間違いだと思う。
そんな彼女はある日、自分の暮らしていた世界とはまったく異なる世界へと迷い込んでしまう。
そこで雫が目にしたのは、王や皇帝が国を治め、戦争と争いが繰り返される世界。
そして彼女は、その世界で一人の皇太子――アシュ・レオニスとして生きることになる。
何も知らない異世界。
自分とは異なる価値観を持つ人々。
そして、皇太子として背負うことになる国と人々の命。
戸惑いながらも異世界での日々を過ごす雫だったが、やがて帝国を揺るがす皇帝暗殺事件が起こる。
その事件をきっかけに、雫はこの世界に隠された歴史と、そこに生きる人々の思惑へと巻き込まれていく。
これは、いろを忘れた少女が、見知らぬ世界で「アシュ」として生きる物語。