あらすじ
イリア・オライリー子爵夫人のもとへ、実家の後を継ぐことが決まった婚約秒読み間近の弟アーノルド・ラセンブルクが訪れ、突然打ち明けてきた。
─自分は『イセカイテンセイシャ』だと。
しかし打ち明けられたところで、イリアは『イセカイテンセイシャ』がなんなのかわからない。
それにイリア達は、打ち明け話をするほど仲が良い姉弟ではなかった。
イリアは実家に暮らしていた頃を思い出しつつ、妙に話しやすいアーノルドに対して、ついつい会話が弾んでしまう。
アーノルドは自分が暮らしていたらしい『イセカイ』の話をイリアに聞かせる。
その内容に目を白黒させたり、紅茶を吹き出したりと忙しいイリアにアーノルドは言う。
『ほんとに話したいことは別にあるんだ』と。