あらすじ
高校2年生の 石神双葉(いしがみ ふたば) は、じゃんけんで勝つことが異常に得意だった。
鋭い観察眼、柔軟な発想力、そして天性の運を兼ね備え、連戦連勝。無敗の記録を更新し続けていた。しかし、その才能が人目に触れることはほとんどなかった。
――そう思われていた。だがある日、彼の“じゃんけん無敗”の実力が裏社会に知られてしまう。
そこでは、じゃんけんの勝敗によって 金・地位・命 までもが賭けられていた。
その戦いに身を投じる者たちは、じゃんけんの「拳」から 拳者(けんじゃ) と呼ばれている。これは、そんな拳者たちの戦いに巻き込まれた一人の少年の物語である。