あらすじ

「見栄えが悪いから、婚約者を妹に譲りなさい」 十五歳から十年間、アリシアは一人で領地の結界を守ってきた。 結婚を何年も延期し、倒れても魔力を注ぎ続けた。 その結果、痩せて顔色が悪くなった彼女に、家族が告げたのは感謝ではなかった。 美しく着飾った妹は、アリシアの婚約者のもとへ。 アリシアは家に残り、これからも結界を張れという。 「十年間、代わりの魔導師を探していたのではないのですか?」 「お前がいるのに、わざわざ高い金を払って雇う必要があるか」 ――もう、十分だ。 領民が避難できる猶予を残し、アリシアは結界を捨てて家を出た。 十年待ってくれた婚約者は、そんな彼女を迷わず迎え入れる。 一方、娘が戻ればすべて元どおりになると思っていた家族は、王宮へ訴え出るが――。 十年間、アリシアの犠牲で成り立っていた暮らしの代償を、思い知ることになる。

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小説を読もう2026/10/02
  • 現在の作品「見栄えが悪いから婚約者を譲れ」と言われたので、倒れるまで十年間守ってきた結界を捨てて家を出たら、家族が無人島送りになっていました