あらすじ

国境近くの小さな町で、錬金術師の父と薬師の母と暮らす五歳のルリハ。 材料を混ぜると、ルリハにだけ「桃色の筋」が見える。筋がいちばん太くなったところでへらを止めれば、つなぎの油を入れ忘れた温石だって、ぴたりとくっついてしまう。 ところがその温石が、隣の領地の伯爵家の使者の目に留まった。 「お嬢さんを、専属としてお迎えしたい」 「娘を縛り付ける契約には、署名できません」 父はきっぱり断り、一家は保護を求めて白泉神殿の職員住宅へ引っ越すことに。 新しい暮らしで出会ったのは、聖女クララ様、匂いでなんでも当ててしまうたれ耳のコボルト・ポル、そして聖女様の前でだけ挙動のおかしい辺境伯様。 聖女様のお茶がさめないお皿を作ったり、つぶれないお弁当箱を考えたり、幼馴染と舟を浮かべたり。 でも、なんにも作らない日だってある。何も持たずに遊びに行っても、聖女様は手を後ろで組んで「おそろい」と笑ってくれるから。 ――けれど、あの伯爵様は、まだあきらめていないようで……? 五歳の勘違いと大人の小さな失敗にくすっと笑える、ものづくりと家族の異世界ほのぼの日常ファンタジー。

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小説を読もう2026/10/02
  • 現在の作品ちっちゃな天才錬金術師は聖女様のお気に入り ~家族ともふもふ助手とのんびり神殿暮らし~