あらすじ
三人家族で平凡に暮らしていた一家は、未来少女に未来へ帰るまでの数日間の居候を許可した。
この少女、いい意味で変わり者だった。
|相対《あいたい》する一家は、長男が向学心の強い中学生、父親がしっかりと常識を持っているけど実は隠れ変わり者、母親が家事全般を得意とする普通にまともな大人、そんな布陣で始まった同居生活だった。
団欒の中で少女が口にする話は、一家を混乱させる。未来の話はおもしろい。それは認める。ただ、未来はそんなことになっているのか、と驚かされる。理解が追いつかない。
そしてリビングの隅に置かれている「別時刻へ行くことを可能にする装置」は出番が少ない。少女は思う。強く思う。せっかくタイムマシンがあるのに積極的に利用しないでどーする、と。