あらすじ
過労で死んだ四十五歳の私が目を覚ますと、そこは娘が生前夢中だった乙女ゲームの世界。しかも私は、十二年後に断罪される悪役令嬢の父親になっていた。
前世の私は「あとで聞く」が口癖で、娘の話を一度も最後まで聞いてやれなかった。だから今度こそ、この子の話をぜんぶ聞く。
武器は剣でも魔法でもなく、社畜時代に鍛えた根回しと稟議と契約書。婚約の解消条項から議事録の保存義務まで、破滅フラグを書類で一本ずつ折っていく。
……はずが、周囲はなぜか私を「王家すら手玉に取る冷徹公爵」だと思い込み始めていて!?
なお、娘との夕食は定時厳守です。